
子供がいなかった時の生活と、子供ができて歩き回るようになってからの生活では、家の中の配置に気を配る必要があります。娘氏が活発に歩くようになってから、ちょっとしたものでも危ない危ないと思うことも多々ありました。
子供は大人が思っている以上に、意外なものに興味を引いたりします。歩き回っても安全な部屋作りをすることが大切です。
目次
部屋の中にある家電周りを見直そう
電気を扱う家電は真っ先に点検しておきたい箇所です。コードやコンセント、テレビや空気清浄機など、子供の興味の対象となる物が数多く存在します。
コンセント周り
壁にあるコンセント周りをまず確認しましょう。プラグが刺さっていないコンセントにはカバーを付けるか、キャップを刺して塞いでおきます。
子供の指なら入らないだろうと思うなかれ。子供にとってみるとコンセントの穴は何かを差し込みたい衝動をかきたてる格好の的です。
下手なものを差し込まれて感電する恐れもありますので、使っていないコンセントはきちんと塞いでおきましょう。
テーブルタップは要確認
プラグが刺さりまくってるテーブルタップは子供の好奇心と興味を一手に集めます。まとめて引っこ抜きたい衝動に駆られるようでとっても危険です。
中途半端に引き抜いた隙間をさわろうとしたり、プラグを無理に引っ張ろうとしたり、コンセントと同じく何かを差し込もうとしたりと、危険に上限がありません。
テレビ周りにタップがあるケースが多いと思いますが、テレビ台の上でしかもテレビの裏などに配置するなど、簡単には子供の手が届かないような場所への設置を検討するようにします。
テレビ周り
テレビの近くにはテレビ本体のみならず、DVDやブルーレイレコーダー、ゲーム機やAppleTVなど付随した家電が多く存在します。
各々をつないでいるコードを引っ張ってみたり、テレビに乗りかかって倒してしまったりすると非常に危険です。
また、機器のスイッチやボタンを押されて設定が変わってしまったり、液晶を叩いて割ってしまったりと危険ではないですが危機が故障してしまうようなリスクもあります。
まだ注意してもわからない月齢の子供は、物理的に近づけないようにしてしまうことが一番効果的です。サークルやゲートをテレビ周りに配置したり、歩きにくいようにテレビ前に固い人工芝を敷いておくなどの対策が考えられます。

しかし、人工芝をバリヤーのように配置する方法はネットで知って試してみたのですが、娘氏にはいまいち効き目が薄かったです。最初の数日は近寄らなくなったのですが、そのうち慣れたのか普通に歩くようになってしまいました(^^;
とはいえ、やはり足は痛いのか長時間その場にとどまることはなくなったので、薄いとはいえ一定の効果はあったのかな、と思っています。
子供は思いの外テレビの液晶が気になるのか、叩こうとします。手の平ならまだしも固いおもちゃでも叩こうとすることがあるので、放っておくと本当に液晶が割れかねません。十分注意が必要です。
空気清浄機・加湿器・除湿器
この手の小型の家電も大好きです。特に手ごろな大きさの空気清浄機にはよじ登ります。そして倒して投げ出されます。頭から落ちると危険ですし、倒して壊れて破片が飛び散っても危ないです。壊れた精神的ダメージもあります。
加湿器や除湿器は機器内に水が溜まっているので、倒したりすると水がぶちまけられます。大怪我はしないかもしれませんが、やはり避ける方が良いですよね。
空気清浄機は触れないようにゲートの内側に置くとか、知り合いでは壁に固定してしまったというケースもあります。
加湿器や除湿器は小型のものであれば子供の手の届かない場所に置くなどの対策を取りましょう。大きめであれば空気清浄機に準ずる対応が良いかと思います。
意外にもスピーカーも注意
PC用の10cm程度の小型のものならいざ知らず、コンポ付属のものやサラウンドシステムに使うような、子供にとっては一抱えもあるようなタイプは危険があります。
娘氏もテレビの横に置いてあるコンポのスピーカーを両手で抱えて引き出そうとしたことがあります。そのままテレビ台から落ちてしまって足の上に落としでもしたらとても危険です。
手の届かない奥に配置するか、固定してしまうのも対策としてはありです。スピーカーも、現在どのような状態になっているか確認することが大切です。
家電周りまとめ
以下のようなところに注意しておきましょう。
- 使っていないコンセントは塞いでおこう
- 手の届くところにテーブルタップを置くのは避けよう
- テレビ周りに近寄られないようにしよう
- もし難しい場合はテレビが倒れないようにする対策をしておこう
- 空気清浄機・加湿器などの小型家電も登ったりしないよう注意を
- 大きめのスピーカも落とされて怪我をしないよう注意しよう
家具類

家具類は重さもあるので、万一倒れてしまうととても危険です。下敷きになってしまったら命の危険もあります。
また食器棚や本棚などは中にしまってあるガラスや陶器の食器、重たい本が落ちてくると、もはや凶器です。子供が触っても問題ないかよく確認することが重要です。
本棚・食器棚
地震対策もあって、壁や天井に固定されているケースも多いかと思いますの。そういった場合は倒れてくることはないかと思いますが、ゆすったり棚の中のものを取り出そうとして、頭の上に落ちてきたりする可能性もあります。
食器棚や本棚に戸がついているのであれば、簡単に開かないようにする工夫が必要です。100均などでも買えますので、そういったものでロックすることも大事です。
カラーボックスなど
手軽に買えるカラーボックスを使用して収納にしているケースも多いかと思います。カラーボックスは中にたくさん物を入れて重くなっていても、体重をかけると倒れてくる可能性が大きいです。
固定していればよいのですが、大きめの本棚などと違って固定していないケースも多いかと思います。
パパ氏の家にも、おもちゃや絵本を入れているカラーボックスがありますが、すぐに娘氏がよじ登ろうとします。見ているとたまに倒れそうなことがあってとても危険を感じていますので、近くに行くときは目を離さないようにしています。
子供が興味を引くようなものを置かない、そもそもカラーボックスは配置しない、もしくは壁に固定するなどの対策をしておく方が安心です。
意外にカラーボックスって見落とされがちなので、簡単に動いてしまうものなんだという認識を持っておくことが大切です。
実は扉も危険です
部屋の仕切りで扉ってたくさんありますよね。リビングやトイレやお風呂など。子供って扉やドアの開け閉めが大好きです。
手や足の指を挟んでしまう危険性がありますが、一番危ないのが蝶番のついてる側の隙間で挟んでしまうこと。てこの原理でちょっとの力で簡単に大きな力が出ますので、怪我の具合も大きくなります。
不要な時は閉めておく、開けておくなら固定する、など子供が動かせないようにしておくことが一番の解決策です。
家具類まとめ
以下のようなところに注意しておきましょう。
- 固定されているような大型家具も中身が飛び出ないような工夫を
- カラーボックスを使用している場合は、意外に簡単に動くと認識を持とう
- 扉に指を挟まないような配慮をしよう
水回りなど

台所や洗面台、お風呂なども危険がないような配慮が必要です。大人からは想像もしないようなことに興味を引くのが子供ですから、ここは大人も想像力を働かせて先手を打って対応していきたいですね。
台所には小さな子供は入れたくない
台所には重たいお鍋や食器、包丁やフォークにナイフなど危険なものもたくさんあります。冷蔵庫やトースター、レンジや炊飯器など、子供が手を伸ばしたくなうような機械もたくさんあります。
特にまな板や包丁などの作業スペースに手が届くようになったら要注意です。包丁などを落としでもしたら大怪我してしまいます。
パパ氏の家では台所に入る入口にはゲートを設けていて入れないようにしています。愛犬もいるのでもともとゲートは設置していたのですが、好奇心旺盛な娘氏もいるためちょうどよかったです。
洗面所での危険は
それほど思いつかないかもしれませんが、たいていのご家庭は洗濯機って洗面所にありますよね。ドラム式洗濯機は事故も起こっているので注意している方も多いかもしれませんが、いま一度確認をしておきましょう。
選択しないときは扉を閉めておく、チャイルドロックがあればかけておく、万一を想定してドアが閉まり切らないようにゴム紐を扉にかけておく、など対応をしておきましょう。
また、剃刀やドライヤー、ヘアコテなども子供が簡単に触ることができないようにしておきましょう。
お風呂
小さい子は大人と一緒に入ると思いますので、浴槽で溺れたりということはよほど目を離していなければ起きないかと思います。
半面、床は滑りやすいので転んで頭を打ち付けたりする危険があります。滑りにくくするために、滑りにくいお風呂マットなどが売っているのでそういった製品を敷いてみるのも良いかと思います。
水回りなどのまとめ
以下のようなところに注意しておきましょう。
- 台所は危険も多いので入れないような工夫をしよう
- 包丁や家電に触れないようにする配慮も必要
- ドラム式洗濯機は死亡事故も起きているのでより注意をしておこう
- 剃刀やヘアコテなど危ないものには手が届かないようにしておこう
- お風呂では滑って転ばないように注意を
大人だけでは気づかない危険
子供ができて動き回るようになって、初めて気が付くことも多いです。大人だけでは特段意識もせず危険との認識もないようなことでも、子供にとってはとても大きな怪我をしてしまったり、時には命の危険すら起こり得るようなこともあります。
日常生活を送る家の中だからこそ、子供に危険がないように日々注意をしておくことが大切です。